暇な時期がよいと思います。忙しい時期は売上高が伸びているのでそこできると毎年決算のとき損益状況が見えづらくなると思います。例えば小児科の医者が1月決算にすると、かぜやインフルエンザの影響で決算がよくわからない状況になるとおもいます。
それとは別に会社を作った最初のときは、納税が一番遠くなるように12か月後を決算の月にするのが通常だと思います。消費税が2年間免税なので12か月後を決算月にすることで、消費税の免税期間を一番長くとれ納税という面で有利になります。会社を始めてから給与を最初の半年で1千万円以上支払うときは2年間の免税が取れませんので、一番長くとるため、最初の期を6か月に設定します。これらは消費税を有利にするための決算期の決め方になります。
決算月は具体的には会社登記(法務局に書類提出した日)が7月中なら6月決算といった具合です。会計事務所的には3月、6月、9月、12月決算がおおいです。少ないのは1、2、10、11月です、4、5、7、8は普通にある傾向があります。10、11、1は確定申告や年末調整の時期と重なるため敬遠されるのかと思います。
3月決算が良いのではというご質問があります。上場会社の決算期が3月に多いので決算は3月というイメージがあるのかと思います。しかし消費税を除けば、会社にとって決算時期による有利はなくなりますので、3月や12月など切りのいい月を選ぶ必要はないと思います。
私は記帳代行会社をもっていますが、確定申告時期が忙しいためその時期に被らないよう2月決算にしています。2月決算ですと税務申告はその2か月後の4月末になりますので、確定申告が終わってから取り組めるからです。
結果として会社の決算月は社長のご希望でいつでもよいと思います。納税がすぐきてほしくないときは上記のとおり登記の月の11か月後がいいと思います。また2つ目の会社は、もうひとつの会社と3か月くらいずらしたほうが利益のやり取りができることも考えられますので、少しずらしたほうがよいかもしれません。