今回は修士論文の第3章第1節第1項の第5回目を見ていきます。
不法行為の被害者を巡る課税上の問題点を論じてます。
今回は、損害賠償請求権に対する課税の可能性を検討しています。
「法人税法上は、不法行為による損害は損金の額に算入され、それにともなう損害賠償請求権は益金の額に算入される。従って、上記の「両建て」処理の考え方が法人税法上も準用されると考えられる。
この受取賠償金に対する課税についての諸問題については、次章で改めて詳細に検討することとしたい。」
将棋の藤井聡太竜王が、名人戦と叡王戦を戦っています。どちらも見ごたえがあってとてもおもしろいです。名人戦では、昨日渡辺名人が勝利し、対戦成績を藤井聡太竜王の2勝1敗としました。渡辺名人は、この名人戦ではいずれも定跡形を離れた力戦模様に誘導しているようです。簡単には名人を取らせないという意地が伝わってきます。
叡王戦もおもしろいです。挑戦者の菅井8段が、「最高の振り飛車対最高の居飛車の戦い」と表現しているように、いずれの将棋も振り飛車対居飛車の対抗形になっています。菅井8段も藤井聡太竜王に1勝しており、藤井聡太竜王といえども振り飛車に負けることがあることに感銘しました。AIでは振り飛車の評価は低いですが、振り飛車党に勇気を与える将棋をしていると思います。
どちらの棋戦も藤井聡太竜王が勝利してくれて、史上最年少7冠になってくれるのが楽しみです。王座戦も挑戦者になる可能性もあるので、8冠になったら本当にすごいことです。藤井聡太竜王は、体調には気をつけて、がんばってほしいです!
(2023年5月15日)