「ある会計事務所の税務調査事件簿(2)」
※この物語は実話を基にしたフィクションです。
Kさんは、
「A株式会社の税務調査ですね。担当者をお調べしますので少々お待ちください。」
とドキドキを悟られないように、パソコンで担当者一覧を調べて担当者を確認する。
「A株式会社の担当は、Sさんだ!しばらくは大変になるなぁ・・・。Sさんは今日は外報だったっけ・・・。」
「A株式会社の担当者はSになります。本日は外出しております。明日のご連絡でよろしいでしょうか。」
とソツのないようにKさんは応対した。
X税務署のZ様は、
「承知しました。それでは明日ご連絡をお待ちしています。電話番号〇〇〇―○○○―〇〇〇〇、X税務署法人課税3部門のZまでお電話ください。」
Kさんは、
「電話番号〇〇〇―○○○―〇〇〇〇のX税務署法人課税3部門のZ様ですね。」と復唱して受話器を置いた。
「さあ、これからが勝負だ!とりあえずA株式会社担当のSさんにチャットしなくちゃ・・・。」
と税務調査は、このように幕開けするのであった。
このときにはKさんも、この税務調査がよもや大事件につながるだろうとは思いもしなかった・・・。
(2025年10月27日)