「ある会計事務所の税務調査事件簿(7)」
※この物語は実話を基にしたフィクションです。
その後、SさんはX税務署に電話をして、税務調査の日程と場所を調整した。
X税務署のZ調査官は、「それでは、税務調査の事前通知を行いたいので、T税理士に替わっていただけますか。」と話した。そこで、T税理士に電話を交替した。
T税理士は、「売上と売掛金に未計上のものはないとB社長が話しているので、事前通知を受けても問題ないだろう・・・」と考え、Z調査官から事前通知を承諾した。
Z調査官は、「では事前通知を行います。調査対象はA株式会社の法人税×期から××期まで3期分7、消費税は・・・・・。」などと続ける。
「いつもの決まり文句だ」とT税理士は思いながら、3期分ということと調査が2日間ということはしっかりチェックした。
「調査に来るのは、女性調査官Zさん一人か・・・。一人で乗り込むとは余程自信があるのか。」と気を引き締めた。
この時に事前通知を受けたことが、果たして賢明な判断だったか、後になって問われることとなる。
7 通常、何も問題がない会社でしたら、税務調査の対象となる期間は直近の3年間になることが多いです。
(2025年12月1日)