「ある会計事務所の税務調査事件簿(27)」
※この物語は実話を基にしたフィクションです。
T税理士は、このことを上司のN税理士に話すと、
「それでいい。」
と一言答えた。
その言葉を聞いて、T税理士も安堵した。
そして、X税務署のZ調査官に電話を入れた。
「A株式会社のB社長は、8000万円の売上を隠していたことを認めました。国税の追徴課税は重加算税を含めて3500万円を支払うことも受け入れます。
その替わりに、役員賞与は貸付金処理にしてもらうことはできないでしょうか。役員賞与の源泉所得税を支払うことになったら、B社長は自己破産するかもしれません。そうなったら、法人税・消費税の追徴税額も支払えなくなる可能性があります。」
Z調査官は、
「分かりました。A株式会社の8000万円の売上除外は認めるのですね。役員賞与の処理については、署内でも検討してみます。」
と答えた。
(2026年5月11日)