修士論文の紹介:「不法行為と損害賠償を巡る課税上の諸問題」(71)
今回は修士論文の第2章第2節第1項の1回目を見ていきます。しばらくは、不法行為の行為者を巡る課税上の問題点を論じていきます。今回からは、違法支出金の損金性(経費性)を論じています。
「第2節 違法支出金の損金性(経費性)
第1項 問題の所在
違法支出金とは、違法ないし不法な行為又はこれに関連する行為にかかわる支出のことである。被害者の支出に限らず、不法行為の行為者が、不法な行為又はこれに関連して支払う支出もこれに該当する。「違法」と「不法」という用語は、おおむね同様な意味に用いられ、法秩序に違反することを意味するが、「不法」は実質的ないし主観的観念に重きをおいた場合に用いられることが多い。これに対して、主として法令違反という形式的な面をとらえようとする場合には「違法」、又は「不適法」という用語が用いられることもある1。」
1 法令用語辞典〈第七次改訂版〉(学陽書房)18頁
今年のお正月は、奥さんのご両親の招待で山梨県笛吹市の石和温泉へ行ってきました。ホテルの中に錦鯉が泳いでいる大きな池があり、うちの息子や甥っ子と姪っ子はエサをやるのを楽しんでいるようでした。温泉も広い露天風呂があり、とてもリラックスできました。夜にはホテルでピアノの生演奏もやっており、ゆったりとした時間を過ごしました。
翌日には、山梨県甲州市勝沼町の葡萄工房ワイングラス館やハーブ庭園旅日記を訪れました。ガラス細工のお土産を買ったり、ハーブティーを飲んだり楽しみました。最後に、山梨県富士吉田市の河口湖音楽と森の美術館に立ち寄り、バイオリンとピアノを演奏しながらのサンドアートやオペラなども楽しみました。ストラディバリウスのバイオリンも展示してありました。富士山もとてもキレイに見えました。
体調はあまり良くなかったのですが、2日間の旅行をとても楽しむことができました。
(2022年1月11日)