修士論文の紹介:「不法行為と損害賠償を巡る課税上の諸問題」(77)
今回は修士論文の第2章第2節第2項第1号の2回目を見ていきます。しばらくは、不法行為の行為者を巡る課税上の問題点を論じていきます。今回は、損金性の意義を論じています。
「上記の規定から明らかなように、法人税法では、損金の概念を積極的に定義せずに、「損金額に算入すべき金額」を例示的に列挙するという構成をとっている。つまり、損金の概念の基礎には会計上の費用・損失の概念が予定されており、それに基づいて損金の法概念を形成するという手法がとられているのである。これは、税法の課税所得計算の体系が公正なる会計慣行に対し補完・規制的性格を持つものであるという制度枠から導かれるものであるといえる。」
今、弊社では個人(事業)の確定申告などのために、1年間でも最も忙しいといってもいいくらい忙しい時期を迎えています。あと2〜3週間が勝負になります。例年、暖かくなり桜の便りを聞く頃に、ようやく落ち着くことになります。精神的にもキツイときですが、体調を崩さないようにもうひと踏ん張りがんばります。
最近読んだ本では、自律神経によい生活習慣をすることが精神面にも身体面にも良いようです。早寝早起き、規則正しい食生活、散歩など基本的な生活習慣に、特にこの時期は気を付けていきたいです。
(2022年2月22日)