Q84.節税について教えてください(7)。(東京都世田谷区在住M様他多数のご質問)
前回のブログまで6回にわたって節税についてご説明してきましたが、肝心な「節税」という用語の説明を失念しておりました。「節税」と似た用語に「脱税」というものもあります。さらに、「租税回避」という用語もあります。この3つの用語は似ているようにも思えますが、意味するところは全く異なります。
まず、「節税」とは、税法等が規定している範囲の中で、合法的に税金を減らすことをいいます。これに対して、「脱税」とは税法等などの規定に反する行為によって、不法に税金を減らすことをいいます。また、「租税回避」は、「節税」と「脱税」の中間どころといったところです。
「節税」は、税法等で認められた合法的な行為ですので、節税をすることは決して悪いことではありません。むしろ、税法等の規定しているところを知るという意味においては、勧められるべきことだと思います。税理士は、節税の専門家でもありますので、節税については税理士に相談されるとよろしいかと思います。
しかしながら、「脱税」は、税法等に違反する行為ですので、犯罪ともいえるものです。売上の一部を隠したり、領収書を偽造して経費にしたりといった行為は脱税になります。脱税をした場合には、重加算税というペナルティーや場合によっては刑事罰として処分されることもあります。「脱税」は行ってはいけません。
「租税回避」は、税法等の抜け道を探して税金を減らす行為です。一概には合法とも不法ともいえません。しばしば新聞を賑わすタックス・ヘイブンを使った課税逃れなどが、租税回避行為と呼ばれるものです。法律を作る課税庁とのいたちごっこになったりします。租税回避のスキームを作ることを専門とする税理士もいますが、税法等の抜け道を行うことは否認される可能性も大きいため、難しいところだと思います。
本ブログでは、合法である「節税」について解説しています。
今回の写真は、埼玉県羽生市に住んでいる叔母さんの家に咲いていたフクシアという花です。3月15日で確定申告が終わったため楽になるかと思いましたが、相続の案件を2件抱えているため、それほど気は抜けません。毎月の決算も3件ほどあって、チェックや研修などの仕事もあるので、効率よく仕事をこなさないと終わらなくなってしまいます。
6月には源泉所得税の納期の特例や社会保険の算定基礎、労働保険申告もあるため、さらに忙しくなります。7月の後半には閑散期になるので、その時には気が休まるのかなと思います。
(2019年5月14日)